macOS を更新中に「要求されたバージョンのmacOSが見つかりません」というエラーが表示される場合は？

AppleはMacの安定性、セキュリティ、パフォーマンスを向上させるために時々macOSのアップデートをリリースしています。そして、MontereyからVenturaにアップグレードするようなより新しいmacOSのバージョンでは、Macユーザーはより多くの機能を利用できます。そのため、新しいmacOSがリリースされると多くのMacユーザーが更新を行います。

しかし、誰でも新しいmacOSのバージョンに問題なくアップグレードできるわけではありません。そのプロセス中に問題が発生することがあります。たとえば、アップデートの確認中にMacが止まる、Venturaのアップデートがダウンロードまたはインストールで止まるなどがあります。また、アップデートをダウンロードする前に、アップデートが見つからないというエラーが発生することがあります。「アップデートが見つかりません。要求されたバージョンのmacOSは利用できません」というエラーは、MacBook のソフトウェアアップデートが機能していない場合の一つです。

Macでアップデートが見つからないエラーが表示される場合には、2つのシナリオが考えられます。System Preferences > Software Updateから、最新バージョンのmacOSにアップグレードする場合と、Mac App StoreまたはAppleのWebサイトから自分が好みのバージョンのmacOSをインストールする場合です。いずれの場合でも、macOSのアップデートを続けることはできません。しかし、このポストには、この問題の修正方法が記載されています。

アップデートが見つからないエラーを修正するために、7つの修正方法を提供します：

• 1. 互換性を確認する
• 2. インターネット接続を再接続する
• 3. 日付と時刻の設定を同期する
• 4. macOS を Software Update から非表示にする
• 5. ターミナルを使用して macOS をアップデートする
• 6.復旧モードで macOS を再インストールする
• 7.ブート可能な USB を使用して macOS をインストールする

互換性を確認する

すべてのMacモデルがMonterey/Venturaにアップグレード可能なわけではありません。macOSのアップデート中にアップデートが見つからないエラーが表示された場合は、自分のMacがmacOSと互換性があることを確認する必要があります。最初に、Appleメニュー >このMacについて >概要からMacモデルを特定します。これにより、MacBook Air（Retina、13インチ、2020年）などのMacモデルの情報が表示されます。その後、互換性のあるリスト（Big Sur、Montereyの場合）をAppleのWebサイトで確認できます。

インターネット接続を再接続する

不安定で低速なインターネット接続は、「要求されたmacOSのバージョンは利用できません」というメッセージを表示することがあります。ルーターを再起動したり、WiFiを再接続したり、別のWiFiに切り替えたり、または有線LANケーブルでMacを直接ルーターに接続したりすることができます。その後、macOSを更新して再度試してみてください。

日付と時刻の設定を同期する

Macシステムは自動的にAppleのサーバーから利用可能な更新を検索します。しかし、Macの日付と時刻が標準的なインターネット時間よりも進んでいたり遅れていたりする場合、macOSを更新することができない場合があります。Appleメニュー > システム環境設定 > 日付と時刻に移動し、「日付と時刻を自動的に設定する」ボックスをチェックしてAppleのサーバーと同期させることができます。

macOSをソフトウェア更新から非表示にする

現在のmacOSをソフトウェア更新から非表示にすると、ソフトウェア更新はあなたのMacにはオペレーティングシステムがないと認識し、最新のmacOSをおすすめする場合があります。macOSを非表示にするには、macOSユーティリティであるTerminalを使用する必要があります。ターミナルで以下のコマンドを入力し、Macを再起動してください。

sudo softwareupdate --reset-ignored

Terminalを使用してmacOSを更新する

Terminalツールを使用すると、コマンドラインを使用してシステムと通信することができます。Macに更新問題が発生している場合には、別の方法として、macOSを更新することができます。

1. Applications > Utilitiesに移動して、そこからTerminalアプリを起動します。

2. Terminalで次のコマンドを入力し、Enter/Returnを押して実行します。

sudo softwareupdate -l

3. パスワードを入力してEnter/Returnを再度押します。

4. 特定の更新プログラムをダウンロードしてインストールするには、以下のコマンドを使用します。

sudo softwareupdate -i 'NAME'

NAMEの部分に、ダウンロードしてインストールしたい特定の更新プログラム、たとえば 'macOS Big Sur 11.4-20F71' を入力してください。

5. 選択した更新プログラムがダウンロードされ、自動的にインストールが開始されます。

リカバリーモードでmacOSを再インストールする

リカバリモード は、オペレーティングシステムをロードせずに、内蔵のリカバリパーティションからMacを起動する方法です。MacBookが起動しないなどのMacの問題をトラブルシューティングするために使用されます。リカバリモードでは、以下のmacOSユーティリティが使用できます：Time Machineからの復元、macOSの再インストール、Safari、Disk Utility。Intel Macをコマンド + オプション + Rキーで起動し、macOSを再インストール をクリックして最新バージョンをインストールできます。

ブータブルUSBを使用してmac OSをインストールする

おそらく、最新のバージョンのmacOSではなく、過去のバージョンのmacOSをインストールする必要がある場合があります。Mac App StoreやAppleのWebサイトから過去のmacOSを抽出しようとすると、「更新が見つからない」というエラーが表示される場合は、好みのmacOSがインストールされたUSBドライブにブートし、以下の手順に従ってMacにmacOSをインストールできます。

Appleシリコンを搭載したMacの場合：

Intelチップを搭載したMacの場合：